今回の Bay Area Tech Blog は、サンフランシスコ・ベイエリアではなく、私が住んでいる南カリフォルニア、オレンジ・カウンティからお届けしたいと思います。
元々、ベイエリアから離れたリモートで仕事をしていたので Work at Home 自体には全く違和感は無かったのですが、仕事以外でもプライベートも何もかもオンラインでの活動がメインになってくると、そのコミュニケーションを行うためのツールの良し悪しが非常に重要だと感じています。
オンラインでのミーティング・ツール、バーチャル・オフィスやリアルタイム・コミュニケーション/コラボレーションのためのもの、バーチャル・イベント/カンファレンスを構築/運営するためのもの、AR/VR を活用したもの等、様々な用途向けに様々な機能を持ったツールが日々開発、発表されていて、いろいろ試すのも一苦労です。
ここまで前フリをしておいて何なんですが、
今回は、そんないろいろなツール、ではなく、いろいろ試していく中で私が出会い常用している、それらを補完するアプリを2つ(オーディオ系1つ、ビデオ系1つ)ご紹介したいと思います。
1.Krisp
まず一つ目は、AI を使って音声からバックグラウンド・ノイズを除去することに特化したツールです。
子供や犬の鳴き声、キーボードのタイプ音や、パソコンのファンの音等、オンラインでミーティングする時に気になる会話以外の音を低減してくれます。
いち早く、Google Meet で会議の妨げになるノイズの除去が可能になり、Zoom でも、今月に入って WebEx でも、ノイズ除去機能を搭載、発表していますが、以前は Krisp のような外部の補助ツールが必要でした。
Krisp を起動して、ミーティング・ツール内のマイクとスピーカーの設定を Krisp の仮想音声デバイス(krisp microphone / krisp speaker)に接続しておけば、ミーティング・ツール自体がサポートしていようがいまいが、どんなツールを使う場合でもノイズの除去をしてくれます。
このツールの良いところは、マイクとスピーカーでそれぞれ個別にノイズを除去してくれるところです。相手のノイズが気になる場合はスピーカー側を、自分の方のノイズが気になる場合はマイク側を ON すれば、ノイズが低減されます。また、マイクとスピーカーの両方の音声を AI が解析していますので、スピーカーの音をマイクが拾ってしまうような状況下でのエコーやハウリングも自動的に認識して除去します。
ただ、一つ気になったのは、Zoom でパソコン内のビデオ等のオーディオを共有した場合に、スピーカー側のノイズ除去を有効にしていると、(相手側には問題なく聞こえているようですが)自分に聞こえてくる音がおかしくなる場合です。その場合には、私は、自分側のマイクのノイズ除去のみ有効にして、スピーカー側は相手のノイズが激しい時にのみ有効にして使っています。Mac では上のメニューバーから簡単に切り替えられるので便利です。
気になるお値段ですが、Free プランがありまして、マイク側スピーカー側それぞれ1週間に120分間有効にすることができます。有効時間が無制限の Pro プランは、一ヶ月5ドル(年払い。月払いは8ドル)となります。
また、別途、アフィリエイト(紹介)プログラムがありまして、下記のリンクから登録、アプリをインストールすると、1ヶ月間無料で時間無制限の Pro プランを利用することが出来ます。(私の有効期限も延長されるので是非!w)
https://ref.krisp.ai/u/u7499e8aa9
気になった方、使ってみたくなった方は是非この機会にお試しください。
意外と長くなったので、2つ目は次回ご紹介したいと思います。
ではまたノシ