Weekly newsletter #2

秋の夜長に月でものんびり眺めていたいものですが、残念ながら日本では雨の日が多くてなかなか月を見ることもできないようですね。一方、最近やたらと宇宙関連のニュースがよく目につきます。人類が初めて月面に着陸してからもう50年が経過したそうです。その頃から実現が困難とされる目標に挑むことを「ムーンショット( moon shot )」と言われるようになりました。スタートアップ界隈では、このムーンショットに挑む人達が今なお絶えることはありません。我々はそんな人達やニュースに触れ、いつも刺激を受けています。これからも刺激やワクワク感をもっとお伝えできるようにしていきたいと思います。
NASAは月に4Gネットワークを構築するため、ノキアに1,410万ドルを資金提供
2024年に再び月面に人類を送り、2028年までに月面基地を建設するという「アルテミス計画」の一環として、月面に4Gネットワークを構築する計画です。アメリカ中心で進められているこの計画には、日本を含む8カ国が国際協定に署名していますが、ロシアと中国は含まれていません。今後の宇宙開発の動向が気になります。

【Azure Space】マイクロソフトはSpaceXと提携して宇宙ビジネスに本格進出へ
マイクロソフトはSpaceXの低軌道衛星高速通信ネットワーク「Starlink」も活用して、コンテナ型データセンターを展開。衛星通信とクラウドを直接接続して新たなクラウドプラットフォームを提供していく。
https://www.businessinsider.jp/post-222637?fbclid=IwAR0gx0t4LZDBDjpMaNEKqyA2JoS0CFB3n1WEZVgP3HG_ffvgJ2YTM2YJF24

司法省がGoogleを反トラスト法違反で提訴
反トラスト法(独占禁止法)違反で訴訟が起こされることは、ある程度予測されていましたが、大統領選挙の直前に行われることにどんな意味があるのだろうか。司法省と11の州司法長官が訴訟に加わっているが、全て共和党員だという。GAFA解体の推進派は民主党側であるにもかかわらず。これは、トランプ陣営(共和党)が敗北した場合を見越して、先手を打って裁判の行方を優位に進めようという意図があるのか。すでに連邦最高裁判事の人事も保守派が有利な状況になっていることを踏まえ、選挙前に動きがあったことに、何らか意味を求めるのは考えすぎであろうか?
https://www.wsj.com/articles/justice-department-to-file-long-awaited-antitrust-suit-against-google-11603195203
米司法省のニュースリリース
https://www.justice.gov/opa/pr/justice-department-sues-monopolist-google-violating-antitrust-laws?fbclid=IwAR0NuJKPggeTRMWHo3-FabFs6h1L4F2gBwVoS-sUG4ZMfrTgIyzN1oI0OYY

米国は数十億ドルをハッキングした容疑で6人のロシアのエージェントを起訴
GRU(ロシア連邦軍参謀本部情報総局)のハッカーが、2015年のウクライナ送電網の停止、2016年のフランス大統領選、2018年の平昌冬季五輪の妨害をしたことに対する起訴。2016年の米大統領選への介入を目的としたハッキングに対しては既に起訴されており、今回の対象になっていない。

Facebookのオープンソース「M2M-100モデル」は100言語間を効率的に翻訳
Facebookは、翻訳時に英語を中間言語として介さず、100言語の任意ペアを翻訳することが可能な機械学習アルゴリズムM2M-100をオープンソース化した。類似する言語間では、比較的学習量が少なくても翻訳が可能となる。
