Weekly newsletter #55
先週末はハロウィンでした。まだ控えめではありましたが多くの家で飾り付けがされており、娘と共にそれを巡ってお菓子を貰うのは楽しかったです。コロナ故にお菓子箱を玄関先に置いて、子供たちがそれを自由に取っていく無人スタイルもありましたが、玄関先で仮装した人が出てくれて二言三言を話せるケースもあり(勿論マスク付けてですが)、こうやって少しづつ、我々は日常に戻るのかと思いました。
ハロウィンが終わった次の日は「DIA De LOS MUERTOS(死者の日)」でした。私も知らなかったのですが、メキシコでは有名なこの「死者の日」は、死者を偲び、生きる喜びを分かち合う、特別な日なんだそうです。私の住む地区は多くのメキシコ系の方々がいますので、娘の学校でもちょっとした行事があったようです。そして今週末はインドで有名なDiwali(光の祭典)です。インド系の方々も多く住んでいますので、それもあってか今朝、学校で先生方がインドっぽいスカーフを付けたり、ペイント(化粧)をされているのを見ました。
多様性・ダイバーシティーはこのようにも醸成されていくのかな、と感じます。
火星での自動運転をお手伝い?? - NASAが世界中に協力を依頼
NASAが火星で活躍する探査機「Perserverance Rover」のAIを向上させるべく、世界中に協力を要請しました。この探査機は20を超えるカメラを持つロボット車でして、火星から大量の視覚データを取得して我々に日々送ってくれています。このロボット車はAIで障害物を回避出来る作りではあるのですが、勿論AIは未だ万能ではなく、時に物体の認識を間違い、行き詰まってしまうこともあるようです。つまり正確に物体を認識するには、依然、人間の直感が大切なんだそうです。今回の協力要請は、AIが火星にある物体をもっと正確に認識するために人間の目で教えてあげること、具体的には数ある画像データのタグ付けする作業(これは砂ですよ、これは大きな岩ですね)の手助けなんだそうです。これにより、正確にタグ付けされたデータでAIは学習し、より良いアルゴリズムを作ることが出来るようになります。
このような形で人類の火星探索に貢献出来るなんて、何だかステキですね。
有色人種の写真をもっと綺麗に - Google Pixel 6
Google Pixel 6 (Pro) は、「世界で最もinclusive (多様な価値観を持つ) カメラ」を搭載していると謳っています。GoogleのAIは過去に黒人の写真をゴリラと認識したり、また写真が実際よりも暗い色合いとなると批判されていました。Googleは謝罪してソフトを修正すると表明していました。木曜にリーリースされた新機種のPixel 6 (Pro)には「Real Tone」と呼ばれる画像処理ソフトが搭載されており、これにより「多様な肌色を正確に強調・表現する」ことが可能となったとのことです。
写真は歴史的に見ても、その黎明期はアメリカ西部で使われ主に白人の肌色を写すものだったのだそうです。そのため、「フィルムもデジタル技術も、いまだに白人の肌色の表現に重きを置いており、黒人の肌色が後回しにされている」、このように感じる方もおられるようです。今回のリリースは多様性に重きを置くGoogleのメッセージのようにも感じます。紹介している記事には実際の写真の比較例(Pixcel 6/iPhone 13/Samsung Galaxy S21)が掲載されていますので、是非見比べてみてください。
テック企業で労働者不足が深刻に - サプライチェーン問題よりもサイバーセキュリティよりも重大と認識
CNBCの調査によると、テック企業幹部の57%が有能な人材を見つける事が会社にとり最大の懸念であり、これはサプライチェーン問題 (26%) やサイバーセキュリティ (20%)より重要な課題と認識し、70%近くの企業が人材獲得のためリモートワーカーの雇用を増やした、という結果が出たようです。回答者の3分の1近くがテック人材の獲得が「かなり難しくなった」と回答しており、第一四半期では僅か6%だったことからすると、これは激増と言ってもいいのかもしれません。また、米国で働くテック系社員1200人の回答者のうち72%が今後一年間での離職を考えていると回答したようでして、その理由は、「キャリアアップが難しそう」「仕事に柔軟性がない」「評価されてない」「職場環境が悪い」、などがあげられたようでした。故に、企業は最高のインセンティブ、ワークライフバランス、職場環境で以て有能な人材を獲得しようと苦心しているようです。
日本ではこの先どうなりますかね・・
事故時にiPhoneが自動で救急車を呼ぶ!?
AppleがiPhoneに自動車衝突検知機能の搭載を計画しているとWall Street Journalが伝えています。この機能により、iPhoneが事故時に自動的に911にダイアル(救急車を呼ぶ)してくれるそうです。最近のコネクテット・カー・サービスには自動車の衝突検知システムが組み込まれており、同様のサービスを受ける事が出来るのですが、今現在走っている多くの車には当然搭載されていないので、iPhoneで同じ事が出来るのであれば素晴らしいですよね。
でもこれって、トヨタの「T-Connect」、GMの「OnStar」、スバルの「Starlink」、フィアット・クライスラーの「Uconnect」、に真っ向勝負を挑んてきている気もしますよね。Apple恐るべしといいますか、、今後の展開に注目です。
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