Weekly Newsletter #71
今週のベイエリアは、すきっと晴れ渡る気持ちの良い天気が多かったです。私のアパート近くのチェリー畑の樹々にも花が咲き始め、チェリーの花は桜に近いので、お花見したくなるような、何とも心地の良い気分で過ごすことが出来ました。
娘の学校では来週月曜からマスク義務が解除される予定です。勿論、引き続きマスクをしていても構わないのですが、どうすべきか思案中です。娘は「マスクがあると、みんなの笑った顔が見えないからな・・」と呟いていました。さて、どうしたものでしょうか・・
Googleがセキュリティーインテリジェンス大手のMandiantを買収
Googleがセキュリティインテリジェンス大手のMadiantを54億ドルで買収
Madiantのセキュリティデータ収集機能と数百人のセキュリティコンサルタントがGoogle Cloudへ
世界最高峰のセキュリティーコンサルティングが同社クラウド(GCP)に適用されることに
SOARのSiemplify買収にに続く大型買収であり、GCPのセキュリティーファーストが鮮明に
Googleがセキュリティインテリジェンス企業Mandiantを54億ドルで買収するようです。Mandiantは企業のセキュリティデータ収集し、同社のセキュリティコンサルタントが分析するサービスを提供しています。GoogleはMandiantが持つ高度なセキュリティーコンサルを同社クラウド(GCP)に適応することで、クラウド適応を躊躇している潜在顧客の獲得を目論んでいるのかもしれません。また、コンサルタントが持つノウハウのシステム化・自動化も今後進むのでしょう。
Madiantのセキュリティーコンサル手法がGCPでどう適用されるのか、今後に注目です。
バイデン大統領が暗号通貨に関する大統領令を発出
バイデン大統領が「暗号通貨のリスクと利点」の調査を求める大統領令を発出
消費者保護、金融安定、違法行為、米国競争力、金融包摂、責任あるイノベーションの6つに焦点
また、デジタルドルの研究開発に「緊急性」を置くよう求めている
中国が暗号通貨を規制した今、米国の暗号通貨への舵取りに注目が集まる
バイデン大統領が「暗号通貨のリスクと利点」の調査を求める大統領令を発出しました。大統領令は「消費者保護、金融の安定、違法行為への対処、米国の優位性確保、金融包摂、責任あるイノベーション」の6つに焦点が当てられています。先日話題となりましたが、ステイブルコインのTetherが現金だけでなく短期債務によって裏付けがなされていたことが判明し批判を浴びていることもあり、今一度の消費者保護を求めているもののようです。また従来から批判があったマイニングの電気量についても言及があり、暗号資産イノベーションが気候変動に責任を持つことも求めています。そして、デジタルドルについての記載もありました。バイデン大統領はデジタルドルを作るようにとは言及していませんが、この分野への研究開発を「緊急性」を置くよう求めています。
今回の大統領令は、政府による1996年の商用インターネットへの号令に似ており「暗号通貨やWeb3の分岐点となる」と捉えられる動きもあり、今年度の暗号通貨周りのイノベーションに注目です。
電気自動車が仮想電力網に変身!?
GMとPG&E(電力・ガス会社)がEV車を仮想的な電力網に変えるよう協業を開始
ソフトアップデートによりEV車を電力網のパックアップストレージに
カリフォルニアは山火事が多く度々電機が止まる、また熱波到来で電気使用量が跳ね上がるので、大きな期待が寄せられる
GMはPG&Eと協力して電気自動車を仮想電力網に変えようと試みています。GMはソフトウェアのアップデートによりEV車からの電力供給を可能にする予定であると述べています。EV車が電力会社のバックアップストレージになるためには、実際は電力を直流から交流に変換する必要があったりと、未だ検討すべき事柄もあるようなのですが、山火事の多いカルフォルニアは火事により電気が止まることも多く、また熱波到来で電力使用量が跳ね上がることも多いので、大きな期待が寄せられているようです。
カリフォルニアでは2030年までに500万台のEVが公道を走ると言われており、EVに関連したサステイナブルな取り組みは、カリフォルニア州が牽引していくのかもしれません。
TikTokが音楽マーケティング・配信プラットフォームを開始
ByteDance(TikTokが)音楽マーケティング・配信プラットフォーム-SoundOnの立ち上げを発表
ミュージシャンはSoundOnを経由して楽曲を複数の音楽プラットフォームにアップロード可能
アーティストは曲の権利と所有者を保持し、SoundOnを通じて非独占的に配布することができる
ByteDance(TikTok)が音楽マーケティング・配信プラットフォーム-SoundOnの立ち上げを発表しました。このSoundOnを使うと、ミュージシャンは自分の楽曲の権利を保持しつつも、ByteDanceのプラットフォーム(TikTok、Resso)やSpotify、Apple Musicなどに自身の楽曲を展開することが出来ます。各プラットフォームからの収益も、ミュージシャンに高い割合で還元される仕組みのようです。(ByteDance系プラットフォームからは100%が還元、Spotify、Apple Musicから収益も90%)
TikTokからの収益は再生あたり僅か3セントでありアーティストにとってあまり意味をなさないと言われるのですが、TikTokユーザーの75%がプラットフォームで音楽を発見し、63%がこれまで聞いたことのない新しい音楽を発見してとのことで、インディースクリエータには魅力的なようです。
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