Weekly Newsletter #72
先週木曜の3月17日はセイントパトリックス・デーでした。アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日でして、緑がテーマカラーになっています。(シカゴ川を緑に染めたりするそうです。)何で緑なんだろうと調べてみたのですが、これは、アイルランド民謡に登場する妖精レプリカンがセイントパトリックス・デーの象徴であり、この妖精が緑色の洋服を着ているからなんだそうです。
緑色の妖精って可愛いな、どんな姿をしているのだろう・・、想像していたところ、娘が学校の工作授業で描いた妖精レプリカンを見せてくれました。想像とはちょっと違いましたが、これはこれで可愛いですね。
TikTokとオラクルのテクノロジーパートナー - 中国から米国ユーザデータアクセスが不可に!?
TikTokとオラクルがテクノロジーパートナー契約し、TikTok親会社の中国企業Bytedanceの米国ユーザーデータへのアクセスが不可になる模様
専任エンジニアとセキュリティチームがアサインされ、米国ユーザーデータのゲートキーパー(門番)となることで米国ユーザーデータをTikTok管理下から外す
前トランプ政権の中国企業締め出し方針との関連性は不明とのこと
TikTokとオラクルが、信頼テクノロジーパートナー契約を締結する模様です。この契約は米国ユーザーデータの保護が第一目的のようでして、つまり、TikTok親会社の中国企業ByteDanceから米国ユーザーデータをどう守るのか?、に主眼が置かれているようです。契約では、両社から専任エンジニア・セキュリティーチームがアサインされ、彼らがゲートキーパー(門番)としてチェックすることで、米国ユーザーデータをTikTok管理下から外すことを計画しているとのことでした。2020年のトランプ政権時、米国はTikKokへの業務の仮差し止め命令を出していました。バイデン政権でこれは有耶無耶になっていたいたのですが、今回のこの契約が前政権の方針に関連しているかは不明と記事にはあります。一方、オラクルのクラウドビジネスは堅調(24%増の28億ドルの利益、全体利益の25%強を占める)ですので、オラクルにとってはGood Newなのでしょう。
英BBCが短波放送を復活 - ウクラナイナ・ロシア向けに放送
英BBCが短波放送を再開 - 「真実が戦争の最初の犠牲者となる」の考えとメディア規制への懸念からウクライナ・ロシア向けに短波放送を再開
短波放送は世界大戦中にも軍事的に利用され、冷戦時にはスパイも使っていたが、インターネットが到来して、2008年に終了していた。
ロシアでのBBCアクセスは急増(252%増、ロシア語ライブレポートは530万回再生)
英BBCがロシアにまで到達する短波放送を復活させました。ロシア内でメディア規制が進みむ中、BBCのWebサイトがブロックされるのも時間の問題と考え、しかし信頼出来る情報をロシアに届けることは重要と捉え、短波放送の復活を決めたとの事です。実際、戦争が始まってから何百万人ものロシア市民のBBCアクセスは急増しています。(252%増、ロシア語ライブレポートは530万回再生)先週水曜の時点で2つの短波放送を行い、1日で約4時間の英語による世界ニュースを配信しているとの事です。
短波放送は先の大戦でも使われ、冷戦時にはスパイも使っていたそうなのですが、インターネットが到来して2008年に終了しています。ですので約14年振りの再開となるようです。
AmazonのMGM買収が完了
Amazonによる84.5億ドルのMGM買収が完了 - MGMがAmazonプライムに仲間入り
この買収に対し、今の所、FTC(連邦取引委員会)は意義を申し立てていないが、「法律に違反していると判断した場合はいつでも取引に異議を申し立てることが出来る」とコメント
ワーナーメディアとディスカバリーが統合する等、ストリーミングビデオ業界は再編が進む
Amazonによる84.5億ドルのMGM買収が完了しました。MGMはエンターテイメント・映画作成企業大手であり、この買収によりAmazonプライムのコンテンツが拡充される事となります。この買収を巡っては、熱心な独占禁止法支持者であるリナ・カーン率いるFTC(連邦取引委員会)が意義を申し立てるのでは、と言われていましたが、現時点でFTCからの異議申し立てはありません。しかし、「法律に違反していると判断した場合はいつでも取引に異議を申し立てることが出来る」とFTCはコメントしています。また、FTCは期限内に調査が完了しなかった場合は警告レターを合併当事者に送り、この合併がリスクを含んでいる事を警告する事があるようです。FTCは今回の買収が警告レターに相当したか否かは名言しませんでしたが、いずれにしても先行きの不透明感はあるようでした。
去年からメディア業界の再編が進んでいます。消費者からすると、良いコンテンツが手頃な価格で観れれば十分なのですが・・
新型iPhoneが5Gを牽引 - 5Gがスマホ端末売り上げの半分に
新型iPhoneが好調な売れ行き、スマートフォン売り上げで5G端末が半数を超える
中国市場が特に好調、200万を超える基地局による広いカバレッジにより5G導入が進む
一方Samsungは振るわず、中国市場の獲得が遅れが原因か
Appleは2019年にIntelよりセルラーモデムユニットを買収しており、独自の5Gチップ開発体制もプラスに作用か
新型iPhoneの売り行きが好調です。Appleは5G端末市場で37%のシェアを獲得しており、12%のSamsungを大きく引き離しています。この新型iPhoneの売れ行きが5G市場を牽引しているようでして、今年1月にはスマートフォンの売り上げの半分が5G対応端末となったとの事です。このAppleの進撃は、中国市場での好調が大きな理由であるようです。中国は200万を超える基地局による広い5Gカバレッジを持つ事から、5Gの導入が進んでいるのですが、どうゆうわけか中国のユーザーはiPhoneを好むようでして、Samsungの5G市場の苦戦は、中国ユーザの獲得遅れが原因のようです。
Appleは2019年にIntelよりセルラーモデルユニットを買収しており独自の5Gチップを開発出来ることも、この躍進の原因の1つなのかもしれません。iPhone SEシリーズは429ドルです、正直、欲しいです。
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