Weekly Newsletter #99
遠心力でロケットを宇宙に投げ飛ばす!? / 飛行機も完全電動へ!? - エア・カナダ / MS CEOが危惧する「生産性パラノイア(妄想症)」とは? / ミツバチ達が巣を作るが如く、ドローンが建築する!?
ベイエリアはとてもダイバーシティに富んだところでして、現地に住む我々は、食事面でもその恩恵に授かっています。実に様々な国のレストラン(フレンチ・イタリアン・中華・中東・トルコ・ギリシャ・和食、等々)を楽しむことが出来ます。そして、最近、また和食ブームが再来しているのを感じています。と言いますのも、最近訪れたショッピングモールで、丸亀製麺とおにぎり屋さんのオープン予定が告知されていました。いやー、讃岐うどん食べたいですw
遠心力でロケットを宇宙に投げ飛ばす!?
Image Credits: SpinLaunch
遠心力でロケットを投げ飛ばすアイディアを持つスタートアップが、新たな投資を獲得
同社はこれ迄9回のテストを成功している(30,000 フィートまで)
2026年までに人工衛星を軌道に乗せることを目指す
遠心力を使ったロケットの打ち上げのシステムを開発するSpinLaunch社が、Kleiner Perkinsなどの複数VCから新たな投資を獲得しました。同社のアイディアは、巨大な真空チャンバーの中にある回転アームを高速に回転させ(時速約 5,000 MPH)てロケットを宇宙空間まで投げ飛ばす、というものです。この全く新しいアイディアには実現性を疑問視する声も多かったのですが、これまでに9回の飛行試験を成功させているようです。(1,000 MPH で約 30,000 フィートまで発射)同社は2026年迄に人工衛星を軌道に乗せることを目標としています。
遠心力で投げ飛ばすなんて、なんだかハンマー投のようですが、実現したら素敵ですね。
飛行機も完全電動へ!? - エア・カナダ
エア・カナダが30機の完全電動飛行機を購入
1 回の充電で 124 マイル移動可能(搭乗人数を25名に絞ると497マイル)
各航空会社のゼロエミッションへの取り組みがより加速か
エア・カナダが30機の完全電動飛行機を購入しました。この電動駆動のゼロエミッション飛行機は、スウェーデンのハート エアロスペース社製の ES-30 と呼ぶ飛行機であり、1 回の充電で 124 マイル移動可能(Hybridでは2倍、搭乗人数を25名に絞ると497マイルの移動可能)とのことです。また、リチウムイオン電池を搭載したこのES-30は、30 ~ 50 分で完全充電可能で従来機よりも静か、且つ信頼性も高い(トラブル発生時は、SDGsな航空燃料を使用して飛行を継続する予備ハイブリッド発電機が搭載)といいます。
この飛行機が一般的になると、所謂「飛び恥」なんて言葉もなくなるかもですね。
MS CEOが危惧する「生産性パラノイア(妄想症)」とは?
リモートワーク故のマネージャーとメンバーとの間の認識ギャップは大きな課題に
このギャップが、マネージャーが過度にチーム員を疑う「生産性パラノイア」を生み出している
如何にこのギャップを埋めるかが、Post/Withパンデミックの働き方に大きく作用する
パンデミックによりリモートワークが一般化しましたが、そこで新たに生まれた歪みを、マイクロソフトCEOは「生産性パラノイア(妄想症)」と呼んでいます。多くのマネージャーが、リモートワーク故のチームメンバー個々の生産性の測定に難しさを感じています。マネージャーの85%がメンバーが十分に仕事をしているか解らないと感じていますが、メンバーの87%は自身は生産的である、燃え尽きさえ感じている、このような興味深いデータもあります。このパラドックス・ギャップが、つまり怠惰な労働者に対するマネージャーの過度な恐れが「生産性パラノイア」を生み出し、時に従業員をスパイするような望ましくない結果をもたらしている、とMS CEOは言います。
このマネージャーとメンバーのギャップを如何に解消するかは、Post/Withパンデミックの働き方に大きく作用しそうですね。その1つのツールとしてMicrosoft Vivaにも興味が湧きます。
ミツバチ達が巣を作るが如く、ドローンが建築する!?
複数ドローンが協調して1つの建造物を作り上げる研究が進んでいる
ミツバチ達が協調して巣を作る上げることから発想を得た、とのこと
将来的には、高所や北極など、人の立ち入りが困難な場所での採用が期待される
ミツバチ達が協調して大きな巣を作っていく事から発想を得て、複数のドローンが協調して1つの建造物を作り上げる訓練が試されています。ドローンは3Dプリント機能を持ち、建築機材を噴射して層を蓄積させることで設計図にある建造物を作る上げるのですが、この実験では複数のドローンが協調して動作しています。具体的には、1つのドローンが建造して他方のドローンがその建造物をチェックする、このような役割分担で共同タスクを進めています。将来的には、北極や火星に建物を建設したり、足場を必要とする高層ビルの修理に使用したりできる可能性がある、と研究者たちは期待を寄せています。
建築現場にドローンが飛び回る光景を見る日も、近いのかもしれませんね。
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