娘の学校は未だオンラインなのですが、1年も続くと中だるみがあり、ベットで寝ながら授業を受ける子も出てきたそうです。それもあってか、先生も色々な工夫をしてくれていまして、毎朝メディテーション(瞑想)時間をセットしたり、リモートで繋がりピザを皆で作る授業を企画してくれたりと、先生方には本当に頭が下がります。
そして遂に今週から週一の対面でのリーディングクラスが始ましました。学校の中庭の芝生にSocial Distanceを保って座り先生と生徒とで本を読む授業でして、正に青空授業なのですが、カリフォルニアはこの時期は大体快晴なので、娘も気持ち良さそうでした。
Note: 写真は青空授業のおやつ時間のベランダ再演です。サイエンス授業で作ったエコオーブンでチョコ・マシュマロを挟んで焼くチョコスモアを娘に作ってもらいました。
青空授業からも感じられるように、アメリカはワクチン接種が進み、再開に向け進み出している状況です。(カリフォルニア州では本日5月7日時点で48.8% の方が少なくとも1回のワクチンを接種しているようです。私と妻も昨日2回目の接種を終えました。参考:Tech Blog 18:コロナワクチン接種してきました! )
バイデンさんも就任100日の演説で、アメリカの「再開」をアピールしていました。カリフォルニア州では6月15日付の完全オープンを予定していまして、それもあってか、多くの企業がポストコロナの働き方を、今まさにに検討しているようです。
先日参加したCollisionでも、多くのセッションでポストコロナの働き方がディスカスされていました。Skypeやshopping.comでCEOを務め、現在はEtsyのCEOであるJosh Silvermanさんは、
昨年度のリモートワークは大変成功した。生産性やスピードなど、どのようなメトリックで計測しても良い結果が出ている。(課題を上げるとすると、セレンディピティが減った事だ。)
しかし、この結果は既に出来上がっていた「Social Capital(人間関係の資産)」があったからであり、時間と共に変化するSocial Capitalを鑑みると、このままリモートワーク継続して、5年後も同じ結果が得られる自信は全く無い。
このようなコメントをされていました。
これは腑に落ちるコメントだと感じました。実際、娘のクラスでも、コロナ前のTransitional Kindergarten(予備クラス)で顔馴染みのある子とは気楽に話せるようなのですが、コロナ後の完全リモート後に入ってきた子とは微妙な距離感が続いているそうです。子供でもそうなので、大人なら尚更、Onlineが先行する環境での健全なSocial Capitalの構築は、難しくなるのだと思います。
ポストコロナでは多くの人がRemoteとOnsiteとが混合する働き方となると言われています。週1日・2日のOnsiteで従業員のSocial Capitalを如何に促進出来るか、またRemote上でのセレンディピティを如何に醸成出来るかが、ポストコロナ時代における企業の優先課題となるのかもしれません。
そして私は娘にならい、且つセレンディピティも若干期待しつつ、近くの公園で青空テレワークをTryしてみようかと思っています。(美味しいメキシコ料理レストランを紹介してくれるメキシカンと知り合いになりたいなと・・w)