Weekly Newsletter #100
Apple CEO - プログラミングは小学校から習うべき重要言語 / Metaが文章から短い動画を生成するAIを発表 / カリフォルニア州、Tech企業が他州の中絶禁止令上に従う事を禁ずる / Tesla、人型ロボットのOptimusを発表
カリフォルニアはフルーツの生産が盛んでして、その時期に応じた美味しいフルーツを楽しめます。あと収穫体験も出来まして、春先にはチェリー狩りや桃狩り、いちご狩りを楽しめます。丁度、今はリンゴ狩りの時期でして、昨日、家族で楽しんできました。日本のリンゴと比べると少し小ぶりですが、もぎたてのリンゴはとてもジューシーでした。大量にとってきたので、今日はアップルパイ作りにチャレンジです。
Apple CEO - プログラミングは小学校から習うべき重要言語
Apple CEO、プログラミング学習は小学校の早い時期から始めるべきと主張
プログラミングを「唯一普遍の言語」と定義し、数学や歴史と同じく「コアスキル」とすべき
テクノロジーをリードする米国であるが、高校生の5%しかコンピュータサイエンスを専攻していないことの危機感もあっての発言か
Apple CEOのティム・クック氏がプログラミング学習の重要性を語りました。クック氏は、プログラミングを「唯一普遍の言語であり、創造性を発揮する方法である。故に小学校の早い時期に学ぶべきである」と語っています。クック氏はプログラミングを早期教育カリキュラムに取り組むことを何年も前から推進しています。プログラミングを数学や歴史と同様に「コアスキル」として定義すべきと主張しています。
米国はテクノロジーをリードしていますが、一方で「高校生の僅か5%しかコンピュータサイエンスを学んでいない」という実態があり、そこから来る危機感も、この主張を後押ししているのかもしれません。以前のNewsletterでもご紹介しましたが、Appleはプログラミング学習にも力を入れていますので、もっと身近になるといいですね。
Metaが文章から短い動画を生成するAIを発表
Metaがテキストから短い動画を生成するAIを発表
生成型AIの未来であり、様々な分野での活用が期待される
一方で倫理問題も提起している
Metaが文章から短い動画を生成するAIのMake-A-Videoを発表しました。冒頭のGIFは「スーパーヒーロの衣装と赤いマントを羽織って飛んでいる犬」というテキストを入力したところ、Make-A-Videoが生成した動画になります。オープンソースの画像とビデオセットからモデルをトレーニングして作成されたこのAIは暇つぶしにはもってこいではありますが、それ以上の意味を持つようです。このNewsletterでもご紹介した画像生成AIのDALL-Eは何かを生み出す「生成型AI」の1つですが、動画というより説得力のある表現を生成するMake-A-Videoは、この生成型AIの将来を垣間見る事ができます。今後、様々な分野で活用されていく事でしょう。しかし一方で、このAIは大きな倫理問題も提起しています。つまり、誤った情報やディープフェイクを作成して広める強力なツールともなり得る、という事です。これまで何か間違った主張を広めるべく動画を作成するのは、結構な労力を必要としました。しかし、このようなAIにより、僅かな文章でそれが可能となるのかもしれません。
カリフォルニア州、Tech企業が他州の中絶禁止令上に従う事を禁ずる
カリフォルニア州が他州の中絶関連の令状に従う事を禁ずる法案を発令
世界有数のテック企業を持つカリフォルニア州の力を利用した、中絶禁止法案への反対メッセージか
一方で企業は難しい対応に迫られることに
カリフォルニア州が、ハイテク企業が他州の中絶関連の令状に従うことを禁止しました。カリフォルニア州知事が今週火曜に署名した新たな法律では、州に本拠地を置く企業が他州の捜査令状に応じてGPSデータや検索履歴、その他の個人情報を受け渡す事を禁じています。この法案は、カリフォルニア州が世界規模のテック企業を有しているという事実を利用した、中絶禁止法案への反対メッセージと捉える事が出来るようです。一方で企業は難しい対応に迫られる事となりそうです。中絶を禁止する他州とカリフォルニア州のどちらかから法的処置を取られる可能性があるためです。
このような話を聞くと、アメリカが合衆国なんだな、と実感持って感じる事が出来ます。
Tesla、人型ロボットのOptimusを発表
Teslaが人型ロボットのプロトタイプを発表
3年から5年後には2万ドル以下で大量生産される予定
イーロン・マスクは「文明の根本的な変化」となり得るとコメント
Teslaが人型ロボットの最新プロトタイプ、Optimusを発表しました。この人型ロボットはまだ開発中ですが、3年から5年後には2万ドル以下で大量生産され一般に販売される予定であるとのことです。発表時には、植物に水をやったり箱を運んだりと、簡単な作業を行うOtimusの様子が動画で流れていました。イーロン・マスクはこの人型ロボットの発展を「文明の根本的な変化である」と表現し、ロボットが仕事をして人間はその利益を享受する社会を示唆していました。一方で「ターミネーターの道を辿らないように注意したい」とも述べ、ロボットが人類の脅威とならないよう注意して開発を継続する、と述べてします。
電気自動車、宇宙事業と、世界を変え続けているTeslaの動向に注目です。
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